
幼少期から憧れていたジュエリーデザイナーとして約20年ほど従事してきました。
企業デザイナーでは、ブランドという看板による信頼もありより多くのお客様に商品をお届けできるメリットもありましたが、"自分"という個よりも会社に属するデザインしかできず、売り上げをとるため、そしてより多くの店舗に届けるために制限がある中でなかなか自分の思い通りに作ることができない現実がありました。
そんな中で、自分の中で立ち止まって考えるターニングポイントとなったのは 3.11の東日本大震災でした。
自分の非力さを思い知らされ、今後の人生をどう生きていけば良いのか考えるようになりました。
自分の持つ経験やスキルで人々の助けになることはできないか?
有事の際には必要のない趣向品。
でも、心に豊かさや彩りを与えてくれるジュエリーを諦めたくない。
だったら大量生産やコスト追求よりも、これからの時代はSDG'sの観点からも使っている職人さんの顔が見えることやトレーサビリティの向上、素材の価値、安全性、破棄される素材の活用など 環境にも人にも優しいエシカルなジュエリーを作りたい。
でもそれは、生産量やコスト重視な企業デザイナーでは難しいこと。
もっと"個"に寄り添いたい。
それは、小さな企業だからこそできることなのではないか。
そういった思いから、自分にしかできないブランド(企業)を作りたいと思いました。
オーダーメイドのジュエリーデザイナーだったこともある自身の経験からマリッジリングやお子様が生まれた記念など誰しもに訪れる記念すべき瞬間に寄り添い、
そして何百年も受け継いでゆくことのできるジュエリーの素晴らしさをご提供したいと思っております。
子育てや仕事に追われ、ストレスフルで忙しい現代の女性。
自身もそうだった経験から、そんな女性たちに寄り添い、心の豊かさ・生活に彩りを与えたい。
女性がご機嫌なら、家庭もうまくいく。子どもたちも笑顔に。
そんな好循環を、自分の生み出すジュエリーで作り出せたら幸いです。